気楽に介護旅行ブログ

介護が必要な母とした旅の体験談や関連情報です

「大江戸温泉 那須塩原 かもしか荘」への旅 パート2

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お部屋は和洋室バスなし(禁煙)をチョイス。3階のお部屋へ。

伊香保同様、浴衣、歯ブラシ等アメニティはロビーにあるので自分で選んで持ってくるタイプ。

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和室部分には、あとは広げれば寝られるように布団がセットされていました。

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4人で泊まりましたが、広さ的には十分な印象。

伊香保のように和室メインに洋室を追加したお部屋ではなく、洋室メインに和室を追加した感じのお部屋。和室部分は小上がりになっています。

空気清浄機もあり、加湿もできて◎

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部屋の入口は開き戸ですが、段差もなく車椅子の出入りもしやすい。

洋室メインなのでベッドまで車椅子のまま行けます。

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洗面所はいたって普通。

阪神淡路大震災以前の建物なのか流しのレバーは下すと水が出るタイプ。

久しぶりに使ったので母はやや使用時に混乱していました。

ドライヤーもあり、大浴場のものより使用感が少なく、風量も十分だったので髪は部屋で乾かしました。

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トイレの扉は開き戸タイプ。

手摺もないので立ち座りは壁、トイレットペーパーホルダーを掴むしかない…。

あとは前方から引き上げるように介助する感じでした。

贅沢を言うなら手摺か掴まるところが欲しい!!引き戸だと尚良し。

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ベッド回りは十分スペースがあるのですが、逆に掴まるところがなくて母は一人で歩けず、トイレに向かえない…。

部屋にある椅子と車椅子を置いてテーブルまでは伝い歩きできるように動線を確保しました。

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しかし、和室の小上がり部分のエリアはさすがに壁しかなく…

ここは毎回トイレまで手つなぎで歩きました。

母は比較的熟眠してくれたので夜間のトイレは2回で済みました。

一番ひどかった時はほぼ1時間おき、朝までに5・6回トイレとかありました…。

しかし、今回は母も、お酒を飲んで熟眠している男性陣もイビキ・寝息がうるさすぎて私だけ寝不足になりました…。

運転は兄にお任せだったので、いつもよりは気持ち的に楽ではありましたが…。

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次は2階の大浴場です。

入り口は自動ドアで、ここまでは車椅子でも入ってこられます。

しかし、スペース的に車椅子を置きっぱなしにはできないので、自動ドア外に都度置きに行きました。

中に入ると高めの段差が1段分あります。

ここはスノコで低め2段になっており、スリッパ棚も伝えるので何とか腰を引き上げながら母でも上れました。

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脱衣所洗面台椅子は背もたれなしタイプ。残念。

化粧水をつける時だけ利用させてもらいました。

洗面台につかまれば座ってはいられます。

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良かったのは脱衣スペースに背もたれはないですが、ベンチがあったこと。

母のズボン・パンツの上げ下げも困りませんでしたし、私が脱ぎ着する間も座ってもらえるので転ぶ心配をしなくて良いのは安心。

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脱衣所から浴室に入るのに2つ引き戸がありました。ここは扉を足で抑えつつ手つなぎで母を連れて歩く難所。

モタモタしていたら素敵なマダムさんが声をかけて下さり、扉を抑えてくれることも。

こういう時の人の優しさは身に沁みます。

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難所はまだまだ続きます。

浴室に入ると低めですが2段階段があります。手摺はありますが、温泉成分の為か、床がかなり滑る。

転びまではしていませんでしたが、滑ってバランス崩している方を見かけたときはヒヤッとしました。

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介助用のシャワーチェアもありましたが、こちらも背もたれがない!

しかも軽くて安定性には欠けるタイプ!

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洗い場も手摺や掴まれるところがなく、介助には向いてない感じ…。

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しかし、浴室入り口横のシャワーコーナーが壁になっているので、壁に背をつけるように座れば背もたれがなくて座っていられるようにはできました。

石けん類は隣の洗い場から都度取ってこないといけないので、面倒ではありましたが何とか無事に洗うこともできました。

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浴槽の出入り用の手摺はちゃんとあります。

一段上って降りる形。このタイプが多いので仕方ないですが、段の幅が狭いのでかなり慎重になります。しかも若干滑る…。

今回も転ぶことなく、無事に温泉に浸かることができました。

 

場所柄なのか、偶々だったのか、今回は特に未就学児連れが多く、夕方の混雑具合が予想を遥かに超えていました。

夕食前の入浴は18時過ぎ、寝る前の入浴は23時過ぎ、翌朝の入浴は9時過ぎと混雑を避けて3回母を連れて入りました。

それでも18時過ぎの時はまずまず人がいて、子供も走りまわっていたのでかなりヒヤヒヤしました。

実際、子供に激突されているお客さんもいらっしゃいました…。

 

 

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最後に母は連れていきませんでしたが、4階にあった屋上露天風呂です。

入り口からして、手摺なしの階段2段+開き戸。

さすがに安全に連れていける自信がなく断念。

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入り口を入るとスリッパ棚があり、そのまま脱衣スペースになっています。

ここは段差なくフラットで入れます。

全体的に狭め。

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サッと脱いでそのまま外に出る感じです。

洗面台もありますが、手洗い石けんのみで化粧水等は置いてません。

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外に出るところにも低めですが段差があります。

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洗い場はなく、辛うじて桶が一つあるので、かけ湯だけして入る感じ。

浴槽は比較的新しめで手摺はありますが、浴槽自体が浅いので立ち上がりにくい感じです。

外ということもあり、お湯はぬるく、かなり寒い…。

ゆっくり長湯するには向いてるのかもしれません。

 

こちらのお宿は朝・夕で男女お風呂の入れ替えはありませんでした。

 

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今回は兄も参加し家族4人そろっての旅でしたので、母は楽しみすぎたのと、勘違いもあり、旅行前日の朝からソワソワしながら待ってくれていたようです。

なので、母は旅行中は終始ご機嫌。

男性陣もお酒とバイキングと温泉・サウナを楽しみ満足した様子でした。

父に至っては日々の母の介護から解放されるので、リフレッシュになるようです。

母のことは基本旅行中は私が担う上、寝不足で疲れましたが、みんなが楽しんでくれたのでなによりな旅でした。

気分良く、私もなんだかんだ楽しめました。

 

今回も全国旅行支援で20%OFF

一人あたり6920円+各2000円分の地域クーポン券つきのお得旅でした。

伊香保より更にお安いし、お酒も飲めてコスパはかなり良いお宿でした。