気楽に介護旅行ブログ

介護が必要な母とした旅の体験談や関連情報です

入院時の持ち物ついて

私事ですが、先日人生初の入院、手術を受けてきました。

今回は介護や旅行からはちょっと話題がズレてしまいますが「療養」という意味では「入院」も遠くないと思い、記載していきます。

今まで両親の入院には何度も振り回されてきましたので、その経験を活かしつつ自分なりに持ち物は厳選したつもりでしたが、実際に自分が入院してみて役に立った、これは不要だったと思った物もあったので、今回は書き留めていきたいと思います。

「入院」と一言で言っても期間、治療内容によって必要な物は異なると思いますので、

今回はあくまで私が経験したお腹を切る手術、10日間の入院(手術前日入院、術後8日で退院)を前提に話をしていきます。

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では、実際に私が準備した持ち物についてです。

パジャマ

入院当日用(手術前用)に普段から着ている部屋着1セット、手術後用に前ボタン、お腹ゆるめパジャマ4セットを準備しました。

手術当日は病院側から渡される手術着で過ごすので、実質、持参パジャマが必要なのは9日間。

手術後のお腹の傷は触れただけで悶絶するくらい痛いので、おへそ下10㎝の傷にゴム部分が触れず、トイレ時に上げ下げもしやすいワンサイズ上の緩々パジャマを準備。実際、正解でした。

また、毎日主治医の先生や看護師さんが傷のチェックをしてくださるのでサッと傷が出せる前開きパジャマは良かったと思います。

洗濯等も考え、病院のレンタルも検討しましたが、退院後も1カ月くらいは自宅療養で基本はパジャマで過ごす予定でしたので今回の入院に際し購入しました。

準備する枚数は交換頻度や入院中の洗濯の有無でも変わると思いますが、今回私は上記の枚数で入院中は洗濯せず過ごしました。

手術後4日目(入院6日目)まではシャワーの許可も出なかったので、タオルやボディシートで体を拭くだけですし、お腹の傷が痛すぎて屈めず、着替えるのも一苦労だったので手術後用のパジャマは2日に1回の交換にしてました。

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下着類、おりものシート、靴下

パンツは6枚準備し、手術後は1~2日に1回交換にしました。

手術当日は専用のフンドシ的な物を着け、翌日まで尿の管が入っていました。

尿の管が抜けた後は毎日トイレのウォシュレットで洗い、おりものシートも交換していましたので、この枚数でどうにか過ごせました。

このパンツも傷に当たらないよう深め、大き目の物を準備しました。

 

ティッシュペーパー

手拭き・口拭き等なにかと使用。手術後、麻酔の影響で無気肺?、若干肺炎っぽくなってしまい咳と痰がかなり出たので退院日までに1箱使い切ってしまいました。咳の度に激痛…、咳を我慢すると痰が増えるの悪循環で辛かった…。

 

かかとのある靴

ネットで踵をつぶしても履けて蒸れにくい看護・介護職用の靴を2000円程度で購入。手術後は屈めなくなるので、スッと裸足でも入る靴が良いと思い準備しました。

以前母の入院の際は、もったいないと思いスリッポンタイプの靴で対応したこともありましたが、結局踵をつぶして履いていた上、蒸れて臭いも染みついて使い勝手は良くなかったので、つぶしても履けるタイプはおススメです。

後日、しまむらで1000円程度のもっと安いものがあったのでネット購入は後で早まったと後悔しました。

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洗面用具(プラスチックのコップ、歯ブラシ、歯磨き粉、ヘアブラシ、化粧水、乳液、リップクリーム、保湿剤、ヘアバンド、髪ゴム、卓上鏡、眼鏡ケース)

手術翌日まではベッドから動けないので、ベッド上で歯磨きをしました。なのでプラスチックのコップも必須。

病院は常にエアコンが効いており、時期にもよるかもしれませんが常に乾燥しています。母が入院した時は乾燥から皮膚炎をおこし背中や脇腹、足のスネがタダレて痒くなってしまったことがありました。私は皮膚も強い方ではないので保湿剤も個人的には必須だと思いました。

また、ベッド上で使うと思い卓上鏡も準備しましたが、ベッド上で過ごしている際は痛みで自分の姿を見る余裕は全くなく、痛みが落ち着いてからは洗面台まで自分で歩いて行ったのでほぼ出番はありませんでした。重いし嵩張るので卓上鏡は不要だったと思います。

 

ハンドタオル、、ウェットティッシュ、汗拭きシート、アルコール消毒ジェル、マスク

汗拭きシートはシャワーに入れない期間に足や脇、首回りを拭くのに重宝しました。看護師さんが体を拭いてくれることもありましたが、汗もかくので適宜拭きたくなります。

今回タオルは病院のレンタルを使用したので、ハンドタオルは持参しましたが使用せず。ウェットティッシュ、アルコール消毒も食事の時にはオシボリが付いてきましたし、各病室前にアルコール消毒は設置されていたので不要でした。

マスクは病室から出る際には必須で、トイレの度に着ける外しする必要がありました。

1日に1枚で交換しました。

 

蒸気のアイマスク、耳栓、眼鏡ケース、目薬

元々環境の変化で眠れなくなる質なので、耳栓、アイマスクをしても、夜中はナースコール音やモニターアラーム音?、看護師さんの足音、同室者の物音、廊下から漏れる明かり等々なにかと気になり寝付けなかったです。

なかったら全く眠れない状態になっていたかもしれないので準備しておいて良かったです。

蒸気のアイマスクは良い香りのするものを準備したのでややリラックス効果もあり、良かったと思います。贅沢に毎日使用したのでややお高くつきましたが…良い買い物でした。一応100均のアイマスクも準備しましたが使用しませんでした。

眼鏡ケースは眼鏡の落下による破損や行方不明防止にもなるので、ケースはあった方が良いと思いました。病院内は乾燥しているので目薬も準備しましたが、目薬は使うまでではなかったです。

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入浴用具(シャンプー、リンス、ボディソープ、洗顔フォーム、ボディタオル)

結局シャワーを使用するのは入院当日と術後4日~9日の5回だったので、ソープ類は試供品や旅行用サイズで事足りました。

ボディタオルは好みもあると思いますが、基本的には傷が痛くて屈めないので足や背中を洗うのに重宝しました。

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腹帯

手術後お腹の傷を保護するのに準備するよう言われ、手術後1か月程度は装着していた方が良いとも言われました。入院当日に売店で購入するよう説明を受けましたが、定価だと1枚2500円程度します。

汚れたりもするので2枚あると便利ですが、それなりにお高いので私はメルカリで中古を1枚500~700円程度で購入しました。

傷に直接パンツやズボンのゴムがあたるのを防いでくれますし、重力で傷が引っ張られる感じも和らげてくれるので確かに必須ではあると思います。

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着圧ソックス

手術当日は医療用の着圧ソックスと足のマッサージ機をエコノミー症候群的なものの予防でつけましたが、翌日には靴下は蒸れて気持ち悪い状態に。

手術の影響なのか点滴で多量の水分を体に入れているせいなのか、手術後5日目くらいまでは膝から足先にかけて両足ともパンパンに浮腫んで重くなりました。

一応、2枚ほど市販の夜用着圧ソックスを準備しましたが、あと2枚くらい準備すればよかったと思いました。蒸れるので毎日でも履き替えたいところ。術後2日目までは自分で履けず、看護師さんに足を拭いてもらって履かせてもらいました…。

着圧ソックスは膝下のものを準備して正解でした。太ももまでは流石に浮腫みませんでしたし、手術後3日目からはこの長さなら何とか自分で履き替えられました。

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筆記用具(ボールペン、シャープペン、赤ペン、消しゴム、付箋、印鑑、朱肉)、クリアファイル

何かと書類を書いたり、受け取ったりしますので、ボールペンとクリアファイルは必要だと思いましたが、その他は使いませんでした。

 

ペンライト、ケータイの充電器

夜間トイレに行く際に使うかと思ってペンライトも準備しましたが、ベッドに小ライトがあったので使いませんでした。

ケータイ充電器は必須。病院はフリーWi-Fiがあったので、長時間ケータイをいじって動画を見たり、調べものをしたりしていまいた。

 

長めイヤホン、書籍、日記

病院内はフリーWi-Fiがあったので、テレビは契約しませんでしたので、イヤホンも使用しませんでしたが、テレビを見るのならベッド~テレビ台はまずまず距離があるので、普通の長さでは足りず、2~3mは必要です。今回は両親が入院した際購入したものをもっていきました。

書籍は暇な時にと思って準備しましたが、能動的に何かする気力はなく、受動的な動画鑑賞ばかりしていました。なんとか日記は今回の入院を振り返る為にと思い、書いていましたが…。

 

延長コード、手提げバック、S字フック、洗濯バサミ

ベッド頭側近くに電源はありましたが、医療用機器優先なのでケータイの充電としては使えず、テレビ用コンセントの空きから引っ張ってくる必要がありました。延長コードは必須。どちらにしろケータイの充電ケーブルでは長さが足りなかったと思います。

他の電子機器も使うならタコ足も必要かも?です。

延長コードのベッド柵への固定やタオル類を干すのに大きい洗濯バサミは重宝しました。ベッド柵を挟める大きさのものでないと使えないので注意です。

また、手術後動けない間は手の届くところに必要なものは全て置いておいた方が良いので、ベッド柵にS字フックで手提げバックに必要な物を入れて吊るして使用しましたが、とても便利です。

S字フックも太めの柵でもかけられるよう大き目の物を準備しました。

 

エコバック、ビニール袋

シャワーに行く際に荷物一式を入れたり、退院時の荷物を入れたり何かとエコバックは使いました。

ビニール袋も同様荷物や濡れた物、洗濯もの等入れるのに必要でした。

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ペットボトル飲料、ペットボトル用ストロー付キャップ

手術後は寝たままや夜間に水分を摂ることも多く、ボトルを開けるのも苦労するので、100均で売っているペットボトル用ストロー付キャップは重宝しました。

 

間食用お菓子、ふりかけ

食事制限もなかったので間食も用意しましたが、3食キッチリ出てきますのでお腹も空かず、飽きもなかったので必要なかったと思いました。

 

小銭と財布

売店まで歩けない間は飲み物を買うしかありませんでした。病棟の自動販売機では1000円札までしか使用できないので、入院費用とは別に小銭は準備した方が良いと思いました。

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その他

服用中の薬、お薬手帳

入院書類一式(基礎情報用紙、入院療養計画書、入院証明書、入院日程表)

診察券、保険証、入院一時金の20万円

以上が私が準備した持ち物になります。

 

因みに病院から正式に説明を受けた持ち物は・・・・

「入院のしおり」より

下着類、ティッシュペーパー、かかとのある靴、フォーク・プラスチックのコップ、洗面用具(石けん、歯ブラシ、歯磨き粉、ヘアブラシ、洗面器)、入浴用具(シャンプー、リンス、ボディソープ)、現在服用されている薬と薬手帳

使用される方のみ:入れ歯ケース、補聴器ケース、眼鏡ケース、TV用イヤホン

となっていました。

上記に記載はありませんが、入院直前の最終外来受診で

入院書類一式(基礎情報用紙、入院療養計画書、入院証明書、入院日程表)

診察券、保険証、

腹帯(事前に購入するか入院当日に売店で購入してから病棟に来るようにと)

を忘れないよう別用紙で説明を受けました。

 

また、入院した病院では寝巻、タオル、オムツ等の有料サービスがあり、相場はわかりませんが、

タオルのみ(フェイルタオル2枚/日、バスタオル2枚/週):1日340円

タオル+寝巻(適時/週):1日530円

タオル+寝巻+肌着(3着/週)+ソックス(1足/日)850円

おむつセット

①リハビリパンツ、尿取りパット トイレで交換:1日320円

②リハビリパンツorテープおむつ、尿取りパット 手術検査で使用:1日430円

③テープおむつ、尿取りパット ベッド上で交換:1日670円

となっており、今回はタオルのみコースを利用しました。

 

 

今回初めての入院であれもこれもと色々準備しましたが、これはいらなかったと思うものはあっても持ってくれば良かったと思うものは殆どなく過ごすことができたと思います。