気楽に介護旅行ブログ

介護が必要な母とした旅の体験談や関連情報です

要介護認定の申請をしてみました

かなりの間が空いての久々投稿です。

この度、母が65歳の年齢到達をして介護保険の第1号被保険者になりました。

40歳以上からでも16種類の決められた疾病の場合は第2号被保険者として申請できるのですが、残念ながら母の病気は「脳腫瘍」。

発症当時に近い疾患かな?と病院からの勧めもあり「がん末期」、「脳血管疾患」で申請してみましたが、「末期ではない」「脳血管の病気ではない」との理由でいずれも却下されてしまい、障害サービスの利用を勧められて今日まで家族介護で何とかやってきました。

障害サービスも高次脳機能障害がメインの母には微妙で、結局、手すり設置のリフォーム、置き型手すり、シャワーチェアの購入の補助のみ利用しました。

それでも実際生活する中で足りない手すりや車椅子等の追加リフォームや購入は自己負担で行いましました。

 

そんなこんなで過ごした約4年ですが、第1号被保険者になり疾病が関係なくなったので、ようやく申請することができました。

 

今回は要介護認定で、実際の申請からサービス利用までこぎ着けた現在までの流れ等をレポートしていきます。

 

まず申請場所ですが、市役所・福祉事務所・地域包括支援センター自治体で申請の受付をしているところは多々ありましたが、申請後のケアマネジャーの手配や介護保険サービスの相談に乗ってくれるのは「地域包括支援センター」のみのようだったので今後のことも考え、申請は「地域包括支援センター」で行いました。

この地域包括支援センターも担当住所ごとに分かれているのでアクセスしやすいから~で行ってしまうと申請とは別の地域包括支援センターに後で相談しないといけないという2度手間になるので、自宅住所の担当地域包括支援センターを調べて申請をしました。

申請自体は書類に必要事項を記載するだけ。役所のHPで事前にダウンロードも可能です。

申請時に初めて申請するので今後ケアマネジャーの紹介やサービスの相談をしたい旨を伝えたら現状やら病気のことやら聞き取りされました。

ちなみに申請で注意が必要なのは「主治医」の情報記載欄。主治医の先生のフルネーム、病院名や住所、直近の受診日、次回受診日を控えておく必要があります。

役所はこの申請を受けてから主治医に主治医意見書の依頼をするそうで、申請直近の受診時に「介護認定の申請をするので意見書の記載を先生にお願いしたい」旨を事前に伝えおくとスムーズです。先生によっては書いてくれないこともあるとか…。

この主治医意見書を先生が提出してくれないと役所側もいつまでたっても認定ができないことになるようです。

 

申請後、1週間したあたりで母の状況を確認・評価する介護認定調査の方から連絡が入り、調査日をいつにするか調整して申請から約2週間後に役所から委託を受けたケアマネジャーさんが自宅に来て調査を受けました。

調査自体は40分程度で病気の経緯や介護の状況の確認。本人の体の動きや質問に答えられるか等チェックしてくれました。母は終始緊張しまくっていましたが、いつもより外面を発揮しハキハキ答える…ここは頑張るとこじゃない。

その後、申請から約1か月半で認定結果が郵送できました。

 

認定結果をもって、地域包括支援センターに相談に行くと担当してくれそうなケアマネジャーさんを調整して、その方から連絡が入るようにしてくれました。

実際に担当してくれるというケアマネジャーさんからは地域包括支援センターに相談に行ってから3日で連絡が入り、そのケアマネジャーさんは更に2日後には自宅に訪問してくれました。

因みに我が家のサービス希望は週2回のデイサービス利用と歩行器の貸与。

本当は週3回くらい行って欲しいところですが、母が断固として拒否。しばらく様子をみることに…。

私や兄も週1~2日で手伝いには行っていますが、基本は夫婦のみ世帯の為、私達が行かない限り父が自由に外出する時間は皆無。母も父がいないと不安がるという依存ぶり。

また、この4年で生活リズム、食生活も乱れに乱れまくり、家族以外との関わりもほぼない状態で刺激のない生活をしていました。

ケアマネジャーさんは初訪問から2日後には候補の4か所のデイサービスをリストアップ、福祉用具貸与業者さんをつれて実際に候補の歩行器を持って一緒に訪問にきてくれました。

歩行器はその場でお試し1週間で貸与。今はそのまま契約して貸与してもらっています。

また、候補で気になったデイサービスに翌週2か所見学に父・母で行ってもらい、良さそうな1か所に決め、更に翌週から週2回で通い始めるまでに至りました。デイサービスの見学には1か所だけケアマネジャーさんも同席してくださいました。

見学自体もデイサービス先の相談員さん?が丁寧に対応してくださり、どちらも印象は悪くなかったようでした。

私が平日休みの多い仕事で動きやすかったこと、見学は両親のみで行って貰ったこともありますが、認定結果が出てから約3週間で実際のサービス利用開始になり、トントン拍子に事が進んだ印象でした。

 

ただ話はここでは終わらず、母はデイサービスでの入浴は断固拒否。スタッフさんが促しても私達が何を言っても入ってくれず…。

「だれもお風呂なんて入ってない」と言っていますが、そんなわけもなく…むしろ来ているほとんどの方が入浴介助を受けているそうです。そんな見え透いた嘘つくほど嫌なのか…。

結局、今は父や私達が自宅で介助して毎日入浴しています。父的にはデイサービスに行ってくれる時間があるだけ今までより全然マシとのこと。今後、父に何かあったらと思うと怖い限りです。

そして、通い始めて3週間目でついにデイサービス拒否が…。

よくよく話を聞くとなんでも「嫌な人がいる」そう…。週2日行っているうち1日は、その人がいるのが原因だったようで。

ケアマネジャーさんに相談して、先日からその人がいない別の曜日に変更して皆でなだめすかして何とか週2回をキープしています。

母的には「変な奴ばっかりで嫌だけど、皆が行け行け言うから仕方なく行ってやっている」というスタンス。

「あなたも言うほどまともじゃないよ…」と思ってしまうけど、周りに比べて若いのでそう思ってしまうのは仕方ないことではあるのですが…。

本当は週3日に増やしたいと思っていますが、今は全然無理。

デイサービスは、もちろん父が少しでも楽になることも目的ではありますが、家族としては母の乱れた生活の改善、レクリエーションやリハビリを通して生活に張りを持たせることや症状の改善をと思ってのことでもあるのですが…なかなか難しい今日この頃です。