今回は介護旅の強い味方である超軽量車椅子についてご紹介したいと思います。
先代の車椅子は約10年使用し、ブレーキ部分のプラスチックが破損、母が耐荷重75kgをオーバーしてしまい、心もとなくなったので買い替えをしました。
余談ですが、母は障害の為、理性も抑制もきかないので欲望のまま暴飲暴食して病気になってから20㎏増量してしまい、現在ダイエット中です。
購入はア〇ゾンでポチったものになります。
本当は実際に試乗して使用感を確かめて購入したいところですが、この手のタイプの車椅子は介護用品代理店やホームセンターではほぼ見かけないです…。
お値段は税・送料込みで19980円でした。
基本スペックは・・・
耐荷重100kg
重量8㎏(アルミ合金製)
ノーパンクタイヤ
広げた際の大きさ
高さ95㎝(座面高さ45㎝)、幅48㎝、全長83㎝(座面奥行き36㎝、足置き台27㎝)
折り畳み時の大きさ
高さ78㎝、幅48㎝、全長30㎝ となります。
足置き台は跳ね上げ式の為、乗る前に収納、座ってから台を下さないといけないです。
なので台を下す際に股を開いてもらうか、両足を持ち上げないといけないのが難点。
コンパクトさを優先しているので仕方ないことですが、地味に面倒。
後方車輪に補助ペダルがあります。
先代はこれがなくて段差を全く越えられず、ちょっとした段差もバックで越えるか2人がかりで持ち上げるしかなかったので苦労しました。
これがあることで20度くらいの段差であれば前方向のまま越えられます。
あと手摺(肘掛け?)部分が動かせるのでトイレ介助の時には便利。
ブレーキ部分はバーを上に持ち上げるタイプ。介助者用のハンドルもバータイプです。
慣れない為か上手く力が入らず、ブレーキも掛けずらいし、車椅子も押しにくいです。
まだ操作の修行が足りない感じ…。
あと背面ポケットが先代より小さく無理やり入れてもリハビリパンツ1個しか入らない。
折りたたむとコンパクトで◎。
ただ自立はしない為、立てかけるしかなくやや不安定。それなりの重さがあるので床の材質によっては滑ってしまうので折りたたまない方が良さそう。
普通の車椅子のように縦に折るように収納はできないので、「ちょっと折って立てておく」はできません。
因みに我が家の軽自動車に収納するとこんな感じです。
乗り心地は車輪が小さいですし作りも普通車椅子のそれとは違うので妥協が必要ですが、ちょっとしたお出かけであれば十分なものだと思います。
出先に車椅子が十分用意されている保障もないので、個人的には2万円で安心を買うと思えば超軽量車椅子は安い買い物だと思います。
そもそも先代を購入したきっかけは、大きな病院の受診時に病院の車椅子が出払ってしまっており、検査室や診察室への移動でヘトヘトになったのがきっかけで、同じようなことがショッピングモールやスーパーに出かけた際も続き…。
家の中くらいは普段歩けていても、長い時間や距離に不安があるなら1台は持っていた方が良いと痛感した瞬間でした。
最後に今回この車椅子を選んだポイントを。
①耐荷重100㎏
先代が耐荷重75㎏までで母の体重がオーバーしてしまったので新調するのに必須項目でした。
実際に100㎏までは必要ないかもしれませんが先代よりはだいぶ安定感があります。
②重量8㎏
先代は6.7㎏でしたが、10㎏以下なら超軽量の部類。階段も10㎏までなら何とか運べる重さかと思います。8㎏でもまずまず重いですが…。
③後輪補助ペダルあり
先にもお話しましたが、段差を全く越えられないのはイタイ。
母は私よりだいぶ重いので持ち上がらないと本当に焦る。
④コンパクトさ
我が家は基本マイカー移動なので車の荷台に入るサイズかは重要。
以上でこの車椅子の購入を決めました。
私自身も模索しながらの日々ですが、誰かの何かの参考になればと願っています。