群馬県の伊香保温泉「大江戸温泉物語 伊香保」を訪れました。(令和5年1月23日~24日)
ホテルは温泉街中央の石階段を抜けた先、車窓から石階段をちょっとだけ眺めてからホテルに到着。
入り口近くに車椅子マークの駐車スペースがあり、その後ろにスロープもあったので車椅子でも出入りはスムーズでした。逆に階段部分には手摺がなかったのでスロープがなかったら大変だったと思います。
チェックインを済ませてロビーで浴衣、アメニティを選んでからお部屋へ。
館内は2基のエレベーターがあります。
余談ですが、今回は事前に車椅子利用者がいる旨を伝えていたので、変更していただけましたが451〜454(元々、和洋室+6畳 喫煙で予約)のお部屋だと3階までエレベーターで上がってから別棟に移動し階段で1フロア上る必要があるようです。階段には手すりがありましたが、結構急な階段だったので変更していただいて助かりました。
そんなこんなで今回は6階の和洋室+10畳(喫煙)のお部屋です。
本当は禁煙が良かったのですが、贅沢は言えません。喫煙歴なしの私にはかなりきつい環境…帰宅して即洗濯決定です。
元ヘビースモーカーの両親は全く気にしてなかったので良しとします。
部屋入り口は高めの段差がありましたが、壁や柱、靴入れにつかまって何とか上り降りしました。
トイレは手洗い器があったので手すり替わりになって立ち座りしやすかったです。
入り口も引き戸で段差もなく介助もしやすくて良かったです。
洋室からトイレまでの動線もベストでした。
夜中に2~3回は起きて介助するので結構重要なポイント。
和室部分には椅子もあったので部屋では、ここまで手つなぎで移動してほぼ座って過ごしてもらいました。
洗面所も割と広めです。
基本部屋の入口以外は引き戸で出入りしやすいですし、上がり框はありますが割とフラットな部屋だったと思います。
続いては、お風呂です。
16時チェックイン後すぐに車いすの母を連れていくシミュレーションも兼ねて偵察にいきましたが、結構な混雑具合だったので時間をずらして夕食バイキングが開始された17時過ぎに1回目の入浴に行きました。
この時間には皆さん1回目の入浴は済ませていたようで人もまばらだったので周りの迷惑にもならず安心して入浴できました。
夕食は18時からなので時間的には余裕でした。
エレベータから入り口までは段差もなく車いすで乗り入れ可能なようになっていました。
暖簾をくぐった先はさすがに車いすでとはいかず、ここからは介助歩行。
スリッパ棚→アルコール消毒設置のテーブル→壁と伝ってどうにか中へ。
しかし、脱衣スペースには椅子がない!!
ベビーベッドがあったので、それにしがみ付いてもらい早着替えをするしかありませんでした。
さらに、脱衣スペースから洗面台スペースまでの間にも段差が…。棚っぽいのがあったのでこちらも伝って何とか移動。
洗面スペースの椅子も残念ながら背もたれがない不安定なタイプでした。洗面台につかまって座れはしました。
お風呂入り口は開き戸タイプで若干介助しずらかったですが、入ってしまえば段差部分は手摺が設置されてました。手摺がないところは手つなぎ歩行で移動します。
介助用のシャワーチェアもちゃんとあります。背もたれ付きは嬉しい限り。欲を言うならひじ掛け付きなら尚良し。
以前、背もたれなしのシャワーチェアで後ろから転倒して大きなタンコブを作り翌日頭部CTとるはめになったことがあったので…。お風呂は危険がいっぱいです。
内湯入るところの手摺です。一段上ってから降りる形なので若干介助もしずらいですが、何とか入れました。
露天風呂も動線に手すりがあって一応配慮はされていましたが、段差多すぎなのと寒すぎて母のペースで移動したら確実に冷えるので断念しました。
結局、混雑時間を避け、この後23時(24時まで入浴可能)、翌日9時(10時まで入浴可能)と1泊で計3回温泉に入れて母も満足してくれました。
朝はお風呂場が男女入れ替えでしたが、もう一方のほうがやや狭めな感じです。
夕食は母の食事介助と自分がバイキングを楽しむのに夢中で写真撮影をする余裕がありませんでした…。
理解力3歳程度で右側の視野障害もある母では懐石料理とか混乱するだけなのでバイキングは本人も楽しめるし本当に助かります。
チェックイン時に食事席の相談をしたら、入り口近くで車いすの出入りで周りの迷惑にならなそうなところを予約していただけました。車いすが入れるように事前に席の椅子も1つ外していただけてました。
高齢者・障害者に慣れているのか、スタッフの方が色々提案してくださり、ご配慮いただけたので好感が持てる対応だったと思います。
そんなこんなで今回も大きな問題もなく、楽しい旅になりました。
全国旅行支援で20%OFF+2000円分の地域クーポン券がつき、
結局1人あたま7240円でかなりのお得旅でした。